
片方の耳が聞こえなくなるのは遺伝?
片方の耳が聞こえなくなる原因は様々ありますが、その中に遺伝も含まれています。
そして、遺伝が原因で片方の耳が聞こえなくなることを先天性難聴といいます。
先天性難聴は、1000分の1の確率で起こるといわれているので、確率からすると非常に高いです。
以前は、音を聞いても反応がなかったり、言葉をなかなか覚えないというのがきっかけで病院に行くと先天性難聴と診断されるケースが多かったのですが、近年では生まれてすぐに分かることが多いでしょう。
両親のどちらかが片方の耳が聞こえない状態という場合は、子供も片方の耳が聞こえない状態になる可能性があるというのを理解しておくことが大切です。
ただし、両親が片方の耳が聞こえない状態だからといって、必ずしも片方の耳が聞こえない状態になるということではありません。
あくまでも確率の問題なので、ならない可能性だってあります。
また、両親が片方の耳が聞こえない状態ではないのに、子供が片方の耳が聞こえない状態になるというケースも少なくないのです。
いずれにしても、子供が生まれつき片方の耳が聞こえない状態という場合は、早めに適切な治療を行う必要があります。
一般的に、治療を行う際は補聴器や人工内耳を用いることが多いでしょう。
