
聴力を取り戻す薬はある?
片方の耳が聞こえない状態になった場合に聴力を取り戻すために薬が処方される場合があります。
・ビタミン剤
・イソバイド
・副腎皮質ホルモン剤
ビタミン剤は、老人性難聴や突然片方の耳が聞こえなくなった時に処方されることが多いです。
神経組織などを活発にする働きがあります。
イソバイドは、低音障害型感音難聴に処方されることが多い治療薬です。
内リンパ水腫を改善させる効果が高いという特徴がありますが、頭痛や睡眠障害などの副作用もあります。
副腎皮質ホルモン剤は、内耳の炎症や内耳組織に障害がある場合に処方されることが多いでしょう。
主に突発性の時に使用されますが、感染症のリスクが高まってしまうという副作用があります。
また、糖尿病や骨粗しょう症といった病気を発症させてしまう可能性もあるので医師の指示のもと用法・容量を守って正しく服用しましょう。
一般的に、片方の耳が聞こえなくなった場合には、このような薬が処方されます。
薬を服用すれば必ず治ると思っている人もいるかもしれませんが、片方の耳が聞こえない場合、根本的な治療にはならず、症状を改善したり、症状の進行を遅らせるだけになってまうことも少なくありません。
片方の耳が聞こえなくなってしまったら薬で完治するのは極めて難しいといえるでしょう。
